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個人事業主の固定費削減方法とは?固定費削減のポイントを解説
個人事業主の固定費削減方法とは?固定費削減のポイントを解説
個人事業主として事業を続けていくためには、固定費の削減は非常に重要となるポイントです。
ですが、特に今後個人事業主になる予定の方は、どのような固定費削減を行うべきか分からないかもしれません。中には、「削減を行ってみたが効果を得られなかった」という方も少なくありません。
今回の記事では、個人事業主が固定費を削減するためのポイントや、どのような固定費があるのかについて解説していきます。
〈目次〉
1.個人事業主にとって重要な固定費の削減
2.かかる固定費はどんなものがあるのか
3.固定費削減のポイント
3.1 どのような出費があるのか把握する
3.2 光熱費や通信代を見直す
3.3 オフィスはバーチャルオフィスなどに切り替える
3.4 アウトソーシングなどを活用する
4.まとめ
1.個人事業主にとって重要な固定費の削減
固定費とは、売上額に関係なく毎月必ず固定で支払う経費のことを指します。
1ヶ月のうち全く動かなくても費用が発生したり、得た収益に関係なく一定の金額の費用がかかったりします。
個人事業主の方でも経営をしていくのであれば、「利益」がとても大切になります。その利益は簡単な式で、「利益=売上額ー販売原価ー経費」となり、経費の中に固定費も含まれます。
利益を少しでも残すためには、毎月無条件にかかる固定費を少しでも減らすことが重要になるのです。
経費という大きな括りになりますが、固定費とよく間違えるものに「変動費」があります。
変動費は、売上に対して連動し増減してかかる経費のことを指します。変動費には、商品原価や外注費、販売手数料などが含まれます。
利益を残していくには、経費である「固定費」と「変動費」について正しい理解を持つことがとても大切です。
2.かかる固定費はどんなものがあるのか
具体的に固定費にはどういったものがあるのでしょうか。
例を上げると以下のものが固定費として挙げられます。
- 人件費
- 通信費(インターネット、電話)
- 水道光熱費
- 広告宣伝費
- リース料
- 減価償却費
- 地代家賃
など
実際に、現状の固定費は適正なものなのかを見直すための「固定費率」というものがあり計算式で求めることができます。
固定費率=固定資産÷自己資本×100
この求めた値が100%を上回る場合は、固定費がかかりすぎているということになります。
数値が高いものは現状に対して重くなっているので優先度を上げて見直していく必要があります。
3.固定費削減のポイント
ここからは、固定費を削減するにあたって、具体的な4つのポイントを解説します。
3.1 どのような出費があるのか把握する
まずは、固定費の内訳を明確に把握することが大切です。
家賃、光熱費、通信費、保険料、税金、ローン返済など、毎月支払わなければならないお金をリストアップしてみましょう。そうすることで、どの出費を削減することができるかが明確になります。
3.2 光熱費や通信代を見直す
光熱費や通信代は、毎月の支払額が大きい出費の一つです。電気やガス、水道代は、節約方法を考えることで削減することができます。
また、スマホやインターネットの通信料金は、プランの見直しや、必要のないオプションの解約などで削減することができます。
3.3 オフィスはバーチャルオフィスなどに切り替える
オフィスを借りることは、多くの費用がかかります。家賃だけでなく、光熱費や通信費、清掃費など様々な費用がかかるのです。
そこで、最近ではバーチャルオフィスやレンタルオフィスを利用することが増えています。必要に応じて、会議室などを利用することができるので、削減効果が高いとされています。
3.4 アウトソーシングなどを活用する
業務に必要な人員を、常時雇用することは費用がかかります。そこで、アウトソーシングや派遣などを利用することで、必要な時に必要な人員を手軽に雇用できます。
また、必要に応じて業務を外部に委託することで、削減効果を高めることができます。
4.まとめ
今回は個人事業主が固定費を削減するためのポイントと、どのような固定費があるのかについて解説しました。
事業を行っていく上で利益を残していくために、固定費などの経費を抑えることは必須となります。固定費削減のポイントを以下にまとめました。
- どのような出費があるのか把握する
- 光熱費や通信代を見直す
- オフィスはバーチャルオフィスなどに切り替える
- アウトソーシングなどを活用する
解説した内容をもとに、一度固定費の把握と見直しを行ってみてください。