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ピッキングとは
空間上に鍵の形を再現する。
定義としては、ピック(鍵を開ける際に使用する道具の名称)を使い鍵の仕掛けを操作していき鍵穴の中の仕掛けを回る状態に再現する事。
言葉でいうのは簡単ですが、実際に体現することは鍛錬が必要です。
ピッキングという言葉が広がったのは、その鍵穴タイプ(ある一部メーカーの1種類)の開けるノウハウや専用道具が広がり、流通している個数も多かった為、被害が拡大した事が要因です。
今現在の鍵は、各メーカー様工夫を重ね数秒であくほど簡単に開く鍵はかなり少なくなってます。
しかしながら不可能ではありません。
鍵の形再現出来てしまえば可能です。
鍵の形を再現する上で一番重要だと思うことはその繊細な動きをどうコントロールするか?にあります。
いかに自分の思い描いた動きを体で体現出来るかがポイントです。
それはある意味アスリート様な事であり、謎解きをする様な頭脳戦でもあり、奥が深い知恵の輪を行っている様な感覚です。
一人の技術者としても正解にたどり着いた時はやはり嬉しいものですね。
繊細な事なのですが、【手先が器用な人】だけが行える事、では無く【いかに自分をコントールする事】がポイントだと思います。
その意味では誰にだって行える“技”になるものだと思います。
個人的ではありますが、そこが面白いと思う事
“好きこそものの上手なれ”という言葉にすべてが集約されているのかもしれません。