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個人事業主の鍵屋ならお金の管理を徹底しよう! お金の管理の基礎を解説
個人事業主として鍵屋をおこなう場合、顧客の対応ももちろん重要ですが、事業におけるお金の管理も非常に重要となります。お金の管理を怠ってしまうと、業務の進行や財務面で支障が出る可能性があるためです。ただ鍵に関する依頼をこなすだけでは、事業の経営は難しいということです。
本記事では、個人事業主の鍵屋がお金の管理を徹底するべき理由やお金の管理のために日頃からおこなっておくことを解説していきます。
【目次】
1.個人事業主の鍵屋がお金の管理を徹底するべき理由
1.1 売上・損益をきちんと把握するため
1.2 生活に支障が無いようにするため
1.3 確定申告をスムーズに行うため
1.4 節税を意識するため
2.お金の管理のために日頃からおこなっておくこと4選
2.1 領収書や請求書の保管を徹底する
2.2 銀行口座などは事業用を準備する
2.3 帳簿付けを日頃から行っておく
2.4 税金などに関する知識を身に付けておく
3.個人事業主の鍵屋は固定費にも注意
3.1 どのような出費があるのか把握する
3.2 光熱費や通信代を見直す
4.まとめ
1.個人事業主の鍵屋がお金の管理を徹底するべき理由
個人事業主は、会社員よりも自分のお金をきっちりと管理しておくことがとても重要となります。事業経営においても、資金の使い方においても、すべて自分で管理する必要があるためです。「鍵屋だから鍵の知識や技術さえあればいい」といった考えではうまくいかない可能性が高いです。まずは、個人事業主の鍵屋がお金の管理を徹底するべき4つの理由を解説していきます。
1.1 売上・損益をきちんと把握するため
個人事業主がお金の管理を徹底するべき最も大きな理由は、売上・損益・経費をきちんと把握するためです。正確な売上や損益を把握することで、ビジネスの現状を正確に把握することができます。経営が順調な時は「何が順調な要因か」、経営が不振な時は「何が不振な要因か」を考え、その後の経営について考えることができるでしょう。
1.2 生活に支障が無いようにするため
個人事業主は、ビジネスで得たお金が自分自身の生活費にもなるため、お金の管理が不十分だと生活に支障が出る可能性があります。生活にはどのくらいのお金が必要か、さまざまな支払いをおこなった後のお金で生活に問題はないかを把握することが重要となります。そこの管理ができていないと、家賃やクレジットカードなどの支払い期日を遅れるトラブルも生じるため、きちんとしたお金の管理が必要不可欠です。
1.3 確定申告をスムーズに行うため
個人事業主は、毎年確定申告を行う必要があります。お金の管理が不十分だと、確定申告の際に必要な帳票作成や税金の支払いが遅れることがあります。このため、お金の管理を徹底することで、確定申告をスムーズにおこなうことができます。鍵屋としての事業を円滑にするためにも、日頃から注意して管理しておきましょう。
1.4 節税を意識するため
個人事業主がお金の管理を徹底するもうひとつの理由は、節税を意識するためです。節税とは、税制上の範囲内で合法的に税負担を軽減することを指します。具体的には、控除を用いたり、経費を適切に計上したりすることで納税額を抑えることが可能になります。お金の管理ができていなければ、どのような控除が使えるのか、どのような経費が発生しているのか把握できず、効果的な節税ができません。
2.お金の管理のために日頃からおこなっておくこと4選
個人事業主として鍵屋をおこなっていく場合、お金の管理をするために具体的にどのようなことをしていけばいいのでしょうか?ここからは、お金の管理のために日頃からおこなっておくことを解説します。主に以下の4つを実施してみると良いでしょう。
- 領収書や請求書の保管を徹底する
- 銀行口座などは事業用を準備する
- 帳簿付けを日頃から行っておく
- 税金などに関する知識を身に付けておく
2.1 領収書や請求書の保管を徹底する
個人事業主が支払った経費や受け取った収入を正確に把握するためには、領収書や請求書などの書類をすべて保管することが重要です。紙でもらった場合はファイルなどに入れて保管し、電子でもらった場合はパソコン内のフォルダにまとめて保管しておきましょう。最近ではインボイス制度の影響で、電子で保管することが義務付けられています。後から、「あの時の請求書はどこにある?」と困ってしまわないように、適切に管理するようにしましょう。
2.2 銀行口座などは事業用を準備する
個人事業主である鍵屋が銀行口座を持つことは、事業を円滑に進める上で欠かせません。銀行口座を開設することで事業収支の管理が簡単になり、記帳や確定申告の際の手間も減ります。また、銀行口座を事業用にすることで、プライベートと事業のお金の流れを分けることができます。お客様や取引先も、振り込みをする口座が事業用だとわかった方が安心して振り込みできるでしょう。
銀行口座を開設する際には、身分証明書や事業主であることを証明する書類が必要ですので、あらかじめ用意しておきましょう。
2.3 帳簿付けを日頃から行っておく
個人事業主がお金の管理をするためには、日々の帳簿付けが欠かせません。帳簿付けとは、日々の売上や支出、経費などを記録することで、事業の収支を把握し、確定申告時に必要な書類を作成するための作業です。帳簿付けを日頃から行っておくことで、以下のようなメリットがあります。
- 日々の現金の出入りが明確になるため、現金管理がしやすくなる。
- 確定申告時に必要な書類を作成しやすくなるため、手続きがスムーズになる。
- 事業の収支状況を把握し、収益を最大化するための意思決定がしやすくなる。
2.4 税金などに関する知識を身に付けておく
個人事業主がお金の管理を徹底するためには、税金などに関する知識も必要です。税金に関する知識を身に付けることで、以下のようなメリットがあります。
- 節税がしやすくなる。
- 税務署や税理士とのやり取りがスムーズになる。
- 必要な書類や手続きを正しく行うことができる。
税金に関する知識は、税理士や税務署のホームページ、書籍やセミナーなどを通じて学ぶことができます。また、自分で行うのが難しい場合は、税理士に相談することもできます。
3.個人事業主の鍵屋は固定費にも注意しよう
個人事業主として鍵屋をしていくのであれば、固定費にも注意するようにしましょう。固定費とは、売上額に関係なく毎月必ず固定で支払う経費のことを指します。1ヶ月のうち全く動かなくても費用が発生したり、得た収益に関係なく一定の金額の費用がかかったりします。利益を少しでも残すためには、毎月無条件にかかる固定費を少しでも減らすことが重要になるのです。
ここからは固定費削減のポイントを解説します。
3.1 どのような出費があるのか把握する
まずは、固定費の内訳を明確に把握することが大切です。家賃、光熱費、通信費、保険料、税金、ローン返済など、毎月支払わなければならないお金をリストアップしてみましょう。どのような出費があるのか把握し、どのくらいかかっているか把握することで、削減できる部分を明確にできます。
3.2 光熱費や通信代を見直す
光熱費や通信代は、毎月の支払額が大きい出費の一つです。電気やガス、水道代は、節約方法を考えることで削減することができます。また、スマホやインターネットの通信料金は、プランの見直しや、必要のないオプションの解約などで削減することができます。あまり気にしていなくても、「思わぬところでお金がかかりすぎていた」というのはよくあることです。改めて自分の出費を見直してみてください。
4.まとめ
本記事では、個人事業主の鍵屋がお金の管理を徹底するべき理由やお金の管理のために日頃からおこなっておくことを解説しました。自分でお金の管理ができているかいないかで自らの事業の発展にも大きく影響してくるといっても過言ではありません。事業の発展が図れるように、自らのお金は自らで責任を持って管理を行いましょう。