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本当にある悪質な鍵屋の対応とは? 顧客に信頼される鍵屋として事業をしていこう
鍵に関するトラブルは急に起こり、自分では迅速に対処できない人たちはプロの鍵屋に依頼をして解決をしようとします。しかし、最近はそんな焦っている心理をついて、悪質な対応をする鍵屋も増えているようです。事業は人の役に立つことを前提として成り立っているのに、人をだまして儲けるようなことはあってはなりません。正しい鍵屋としての事業をして、顧客に信頼されていくことが大切です。
本記事では、悪質な鍵屋のパターンや信頼される鍵屋になるためのポイントについて解説していきます。
【目次】
1.近年悪質な鍵屋が増えている
2.悪質な鍵屋がおこなってくること
2.1 ホームページとは違った高額請求をしてきた
2.2 後から追加料金を請求してきた
2.3 現地の見積もりだけでキャンセル料を取られた
3.顧客に信頼される鍵屋になるためには
3.1 ホームページに正しく情報を記載する
3.2 作業前に明瞭な見積もりを出す
3.3 問い合わせ時から真摯に対応する
3.4 正しく情報を伝える
4.まとめ
1.近年悪質な鍵屋が増えている
鍵屋は鍵のさまざまなトラブルやアクシデントに対応する業者ですが、最近では鍵屋の業務を悪用して違法な請求をする業者が増えているようです。鍵に関するトラブルやアクシデントは急に起こることが多く、焦りを感じてしまう人は多いと思います。しかし、悪質な業者はそのような焦りにつけ込むケースが多く、焦りを利用して高額な請求を持ちかけようとしてくるのです。
依頼をした顧客もそんな業者は相手にしないのが一番ですが、急なトラブルやアクシデントでとても焦っていて正常な判断ができないことが多いのです。そのため、そのまま契約してしまったり、高額なお金を支払ってしまったりなどしてしまいます。
2.悪質な鍵屋がおこなってくること
鍵屋としての事業をおこなっていく私たちが悪質な鍵屋に出会ってしまうことはないですが、業界でどのような問題が発生しているのかを把握しておくことは重要です。この鍵屋という業界にどのような悪質な業者がいるのか知っておきましょう。
- ホームページとは違った高額請求をしてきた
- 後から追加料金を請求してきた
- 現地の見積もりだけでキャンセル料を取られた
それぞれ詳しく解説していきます。
2.1 ホームページとは違った高額請求をしてきた
業者はホームページを準備していることが多いですが、ホームページに記載している料金と実際に請求された金額に大きく違いがあるケースがあります。例えば、ホームページに「鍵開け10,000円から」と書いてあったのに、実際に依頼をしたら、「特殊な鍵で時間がかかったので追加の料金が必要」と伝えられて50,000円の請求をされるといったようなケースです。これはホームページでは安いように見せておいて、実際に現地に行ってから無理に高額にしてこようとする悪質な業者といえるでしょう。
2.2 後から追加料金を請求してきた
あまり説明をおこなわずに作業をおこなって、後から追加料金を請求してくるようなケースもあります。例えば、通常料金15,000円と伝えられたため、契約して作業をおこなってもらったが、作業が終了してから「特殊な鍵だったので特別な対応が必要となったため追加料金が発生します」と伝えられるようなケースです。鍵の対応は鍵の種類によって変動があるので特別な対応が必要になるのは仕方ないことですが、鍵屋であれば作業前のチェックで特別な対応が必要なことが分かるはずなので、顧客に対して事前に伝えておくべきです。悪質な業者はそれを伝えず、「もう作業は完了してしまった」という流れにして無理にでも請求をしようとしてくるのです。
2.3 現地の見積もりだけでキャンセル料を取られた
現地の見積りだけでキャンセル料を請求するようなケースもあります。例えば、ホームページに「鍵開け10,000円から」と書いてあったため出張依頼をした際、「特殊な鍵なので50,000円かかる」と伝えられたのでキャンセルしようとしたら、「もう自宅まで来ているのでキャンセル料が発生する」といったようなケースです。実際に現地の見積もりの時点で出張量が多少発生するような業者もあるのですが、そのような業者は事前に電話問い合わせの時点でその旨を伝えて、了承を得たうえで現地に向かいます。しかし、悪質な業者はそれを伝えずに現地に行き、作業をおこなわない場合はキャンセル費を請求しようとするのです。
3.顧客に信頼される鍵屋になるためには
鍵に関するトラブルやアクシデントが発生した顧客は、今すぐにでも解決したいと思ったうえで鍵屋に相談をしてくれています。そのような焦っている感情を利用している業者は鍵屋として失格です。鍵屋として事業をおこなうのであれば、顧客に信頼されるポイントをおさえたうえで事業をおこなっていきましょう。ここからは顧客に信頼されるためのポイントを解説します。
- ホームページに正しく情報を記載する
- 作業前に明瞭な見積もりを出す
- 問い合わせ時から真摯に対応する
- 正しく情報を伝える
3.1 ホームページに正しく情報を記載する
ホームページは会社や業者にとって、インターネット上で「自己紹介」ができるパンフレットのようなものであり、信頼を得るためのツールです。
悪質な業者は、顧客に見てもらうためのホームページを整えていなかったり、会社概要をあまり見られないようにしていたりなど、不透明な状態で顧客から問い合わせをもらうようにしています。そして、最終的に高額な請求を行う手口を取ってきます。
顧客に安心して問い合わせてもらえるように、代表者名や所在地、提供サービスの内容、金額などを正しく記載するようにしておきましょう。
3.2 作業前に明瞭な見積もりを出す
鍵屋の出張サービスは、一般的に電話などで問い合わせをして作業内容や料金などを確認し、実際に見てもらって見積もりをおこなう流れとなります。
悪質な会社は電話などでも詳細を告げず、実際に現場に来ても詳しい説明をおこなわずに作業に取り掛かろうとします。作業前の見積りも出さず、勝手に作業を進めた後に高額な請求を行うといった手口を取ってきます。
通常は事前に細かい説明をして見積りを出し、お互いの合意のもと契約を進めて作業をおこないます。顧客を心配させないように、まずは作業前に状況を一緒に確認してどのような作業・対処が必要か伝え、どのくらいの費用が発生するかを伝えてあげましょう。また、特殊な鍵で特別な対処が必要な場合などは、事前にその旨を伝えて了承をもらうことが重要です。顧客が理解できるように、詳しく説明してあげるようにしてください。
3.3 問い合わせ時から真摯に対応する
顧客からの電話問い合わせ時や見積もり依頼の時点から、顧客には真摯な対応をおこなうことが重要です。悪質な業者は、電話の対応がよくなかったり、見積もりの時の説明が丁寧でなかったりするケースがあります。顧客は、鍵に関する知識や技術ももちろん重視しますが、対応してくれる担当者の対応などもかなりチェックしています。顧客にとってその業者の対応は仕事への姿勢をチェックできるポイントとなるためです。顧客に信頼されるようにビジネスマナーや言葉遣いなどに注意を払っておきましょう。
4.まとめ
本記事では、悪質な鍵屋のパターンや信頼される鍵屋になるためのポイントについて解説しました。顧客は鍵に関するトラブルやアクシデントを解決したいがために鍵屋に相談をおこなっています。相談をしてくれるということは、少なからずその業者に対して信頼する心を持っているということです。そのような際に悪質な対応や詐欺のような対応をすることは、顧客の想いを踏みにじることとなります。鍵屋に限らず事業というものは、人の役に立つことで利益を得ることができます。悪質なことをして利益を得てもそれは事業をおこなったとはいえないでしょう。鍵屋として誇りを持ち、顧客に信頼される鍵屋として事業をおこなっていくようにしてください。