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デジタル時代における鍵
メリット・デメリット。
デジタルになり情報がデータ化され圧倒的に物質的なサイズが変化しました。今や書類やお金、そして鍵すらもデータになりそのものは携帯出来るデバイスに集約され、それらすべてを容易に持ち歩く事すら可能になりました。
メリットにおける最大の利点はその手軽さといっても過言は無いでしょう。
物質的なハードなものも、操作する事もより簡単になった手軽さです。
鍵に置き換えると、紛失する・盗難にあい悪用されるリスクの軽減、合鍵を増やす・操作するなど工程の削減、認証の選択だけで権限を付与あるいは剥奪も容易に行える為、今までは鍵を紛失した場合はそのものの交換が必要でしたがこちらも無くなります。
これだけ聞けば良い事しかないようにも思えますね。
デメリットは何でしょう?
一番のデメリットは見えない事では無いか?と思います。
データを盗まれる・悪用されたなどの被害の発見が未然に防げ無いという事。勿論、そこにもセキュリティをかけてプロテクトは行えますがそれはオンライン上の話。デバイスから直接抜かれたデータは見えません。
もう一つは替えが効かないという事です。中央集権的に集約されているものはそこに何らかの障害が起きた時に対処できない事、部分的な不具合によるリペアも容易では無いという事です。
被害は起きた後では遅いんです。未然に防ぐ工夫は怠らないで下さい。
可視化されていな=恐怖 の公式は常に意識が必要です。
とは言え、緊急時を除けば日常における手軽さではメリットを優先にはなりますよね。
職業柄、その緊急時の方にお会いすることが多い為、デメリットの怖さも意識せざる得ませんし、
その大事な部分を担っているのだなと改めて感じます。