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個人事業主が複数事業を行う際に押さえるべきポイント
個人事業主が複数事業を行う際に押さえるべきポイント
「2つ目の事業を始めようと考えているが、新たに開業の手続きなどは必要なのだろうか?」とお悩みではありませんか?
法人ではなく個人事業の場合は、それぞれの事業に任意で屋号をつけても良いですし、区別をつけずに仕事をしても業務上は問題ありません。
本記事では、個人事業主が複数事業を行う際のポイントについて解説します。
【目次】
1.個人事業主は複数の事業を持つことができる
2.個人事業主が複数事業を行う際のポイント
2.1 新規事業の開業届は提出は必須ではない(どちらでも大丈夫)
2.2 屋号をつけたい場合は開業届を提出する
2.3 複数事業があっても確定申告書は1部だけで良い
2.4 帳簿は事業ごとに分けて作成する方がおすすめ
2.5 口座を使い分けると複数事業の経費精算も便利
3.まとめ
1.個人事業主は複数の事業を持つことができる
個人事業主は、複数の事業を同時に行うことができます。例えば、飲食店とウェブデザイン事業を同時に行っている場合もあります。複数の事業を行うことで、収入源を多様化し、リスクを分散することができます。また、異なる事業を行うことで、スキルアップやビジネスチャンスの拡大にもつながることがあります。
2.個人事業主が複数事業を行う際のポイント
個人事業主が今行っている事業とは別に新規事業を行う際、押さえておくべきポイントがあります。以下の5つのポイントを抑えて、新しい事業に取り組みましょう。
- 新規事業の開業届は提出は必須ではない(どちらでも大丈夫)
- 屋号をつけたい場合は開業届を提出する
- 複数事業があっても確定申告書は1部だけで良い
- 帳簿は事業ごとに分けて作成する方がおすすめ
- 口座を使い分けると複数事業の経費精算も便利
2.1 新規事業の開業届は提出は必須ではない
個人事業主が新しい事業を開始する場合、開業届を提出する必要がありますが、複数の事業を行う場合、新しい事業の開業届の提出は必須ではありません。ただし、事業によっては、届出や許認可が必要な場合があるため、必要に応じて確認しましょう。
2.2 屋号をつけたい場合は開業届を提出する
複数の事業を行う場合、屋号をつけたい場合は、その都度開業届を提出する必要があります。ただし、屋号をつけない場合は、開業届を提出する必要はありません。屋号は事業を始めるにあたって必須ではないので、特に決めなくても事業を行うことができます。
2.3 複数事業があっても確定申告書は1部だけで良い
個人事業主が複数の事業を行っている場合でも、確定申告書は1部だけで構いません。ただし、各事業の売上高や経費は、明確に分けて管理する必要があります。また、複数の事業を行っている場合は、税金の計算方法も変わってくるため、確定申告の際には注意が必要です。
2.4 帳簿は事業ごとに分けて作成する方がおすすめ
複数の事業を行う場合、帳簿は事業ごとに分けて作成する方がおすすめです。これにより、各事業の売上高や経費を明確に把握することができます。また、各事業ごとに収支のバランスを把握することができるため、経営の見える化にもつながります。ただし、事業ごとに帳簿を作成する場合でも、全体的な収支を把握することは重要です。経費の共有や税金の計算など、全体的な収支状況を把握することで、より効率的な経営が可能になります。
2.5 口座を使い分けると複数事業の経費精算も便利
複数の事業を行う場合、口座を使い分けることで、各事業の収入や支出を明確に把握することができます。また、口座ごとに経費を精算することで、事業ごとに支出を管理することができます。例えば、飲食店とウェブデザイン事業を行っている場合、飲食店の支出は飲食店の口座から、ウェブデザイン事業の支出は別の口座から精算することができます。これにより、事業ごとの経費精算がスムーズに行えます。
3.まとめ
個人事業主は、複数の事業を行うことができます。複数の事業を行うことで、収入源を多様化し、リスクを分散することができます。しかし、複数の事業を行う場合は、各事業の売上高や経費を明確に把握し、事業ごとに管理することが重要です。また、口座を使い分けることで、各事業の収入や支出を明確に把握することができます。複数の事業を行う場合は、事業ごとに収支を管理することで、より効率的な経営が可能になります。個人事業主が複数の事業を行う場合には、適切な管理を行い、成功につなげていきましょう。