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個人事業主は事前の準備が重要! 独立前に実施しておくべきポイントを徹底解説
個人事業主は事前の準備が重要!
独立前に実施しておくべきポイントを徹底解説
様々な働き方が認められている現代では、個人事業主として生活していく方も少なくはありません。
理想の働き方や生活を目標に、勤めている会社を退職して独立を考えている方もいるでしょう。
今回は新しい一歩を踏み出そうとしている方に向けて、独立に向けて退職前に準備すべきことを解説していきます。
〈目次〉
1.個人事業主として生きていくには事前準備が重要
2.退職前に準備すべきこと
2.1 必要書類の準備
2.2 クレジットカードの作成
2.3 必要資金の把握
3.個人事業主として準備すべきこと
3.1 開業届を出す
3.2 国民健康保険への加入
3.3 国民年金への切り替え
4.まとめ
1.個人事業主として生きていくには事前準備が重要
個人事業主として生きていくには事前準備が重要になります。
新しい一歩を踏み出す時に何も準備していない状態で飛び出してしまうと、思わぬ方向へ転んでしまったり、事業が順調に進まなかったり、といった恐れもあるのです。
しっかりと準備をして行動することで、掲げた目標に向けて良いスタートダッシュをすることができます。
2.退職前に準備すべきこと
個人事業主として生きていく前に、実際に退職前に準備できることはどのようなことがあるのでしょうか。
ここからは、退職前に準備すべきことを解説します。
2.1 必要書類の準備
確定申告の際に必要になる源泉徴収票や、雇用保険の受け取りをする際に必要になる雇用保険被保険者証などの必要書類は、退職する前までに準備を始めておきましょう。
退職後に行おうとすると、退職した会社に依頼しにくくなってしまったり、無駄な手間がかかったりしてしまうことがあります。
また、健康保険証や社員証、その他会社に返却するものは把握しておき、返却の準備もしておくようにしましょう。
2.2 クレジットカードの作成
個人事業主になるとクレジットカードやローンの審査が通りにくくなります。
「収入が安定的でない」と判断されてしまい、会社員として働いていた時と比べて社会的信用が低下してしまいます。
現状クレジットカードを持っていなかったり、今後作ろうと考えていたりする方は、社会的信用の高い会社員として働いている時に済ませましょう。
2.3 必要資金の把握
独立する前に、「どのような事業で、どのようなことをしていくのか」の計画を立て、必要資金の把握をしておきましょう。
個人事業主になってから事業を円滑に進めるためには、ある程度の資金は必要になります。必要資金が把握できていないことによって、個人事業主になってすぐ資金で悩んでしまう方も少なくありません。
そうならないためにも必要な資金を把握し、貯金など資金の準備を行っておきましょう。社会の信用があるうちにローンを組んで資金にあてるというのも良いでしょう。
3.個人事業主として準備すべきこと
サラリーマンから個人事業主になるには手続きが必要になります。
必要な手続きを順に確認していきましょう。
3.1 開業届を出す
開業届とは「個人事業の開業・廃業届出書」のことを指し、事業を新たに開始するときや廃止するときに税務署に提出が必要になります。
開業届は事業を始めた日から、1ヶ月以内の提出が義務付けられております。
また、融資や屋号入りの銀行口座を申請する際に、開業届の控えが必要になります。そのため、早めに開業届を提出した方が良いでしょう。
3.2 国民健康保険への加入
会社に勤めている際は会社の健康保険や雇用保険、厚生年金保険に入っていますが、個人事業主は自らで国民健康保険に切り替える必要があります。
国民健康保険の切り替えの期限は、退職後14日以内です。お住まいの地域にある市役所や役場での加入手続きになります。
会社に勤めている際は保険料の半額を会社が負担してくれますが、国民健康保険になると全額負担になります。そのため会社員時代よりも、払う保険料が上がることを把握しておきましょう。
3.3 国民年金への切り替え
20歳以上、60歳未満の日本国民は、国民年金の加入が法律で定められております。
会社員で厚生年金に加入していた方は、退職する際に国民年金へ切り替える必要があります。
国民年金への切り替えは、お住まいの地域の市役所や役場で手続きが可能になります。手続きを行う際は、社会保険の資格喪失証明書や雇用保険の離職票などが必要なので、準備をしておきましょう。
4.まとめ
今回は、独立に向けて退職前に準備すべきことを解説しました。
今まで会社が行ってくれていたことでも、個人事業主になると様々なことを自分で実施する必要があります。
独立後に、「準備や手続きで本業がなかなか行えない」となってしまっては本末転倒です。
独立前に、準備できる部分はしっかりと準備を済ませておきましょう。