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粗利とは?粗利の重要性や集英規制を高めるポイントを解説
粗利とは?粗利の重要性や集英規制を高めるポイントを解説
事業を行う上で、大切なことは利益を残すことです。営業利益、経常利益、税引前利益、純利益など、利益を表すものはたくさんあります。その中でもとても重要なものが粗利です。
今回の記事では、粗利とは何か、どのように高めることができるか、を徹底的に解説していきます。
〈目次〉
1.粗利とは?
1.1 粗利とは売上総利益
1.2 粗利・粗利率の計算方法
1.3 なぜ粗利が重要になるのか?
2.粗利を上げて収益性を高めるためのポイント
2.1 販売数を増やす
2.2 商品・サービスの価値を高めて単価を上げる
2.3 材料費などを見直して原価を下げる
3.まとめ
1.粗利とは?
利益の中でも、最も重要なのが粗利です。粗利について詳しく解説をしていきます。
1.1 粗利とは売上総利益
粗利とは、損益計算書の売上総利益のことを指します。
基本的に、利益は売上額から売上原価や固定費を差し引いて求めることができます。それに対して、粗利は利益から比較すると売上から売上原価だけを引いた利益であり、人件費や光熱費、通信費などの固定費を引かずに計算される利益であるため、粗く計算して求められる利益という意味が込められています。
1.2 粗利・粗利率の計算方法
粗利は、損益計算書の売上総利益から売上原価を差し引いて計算されます。そのため、商品やサービスのざっくりとした利益を表しています。
売上は、商品やサービスが売れた収益を指し、売上原価は、仕入れた商品にかかった費用や製造にかかった費用を指します。
粗利の求め方は、「粗利=売上ー売上原価」になります。
粗利は固定費等を引いていないので粗利が十分にないと営業利益や経常利益をあげることはできません。
粗利が全く出ていない場合は赤字になり、その状態が長く続くと倒産に繋がってしまいます。
また、粗利の大きさと、売上に対する粗利の比率である「粗利率」を用いて商品やサービスの力を判断することができます。
粗利率は業界や業種によって違いが出てしまいますが、他の全ての利益の源泉となる利益になります。
求め方は、「粗利率=粗利÷売上×100」となります。
2.粗利を上げて収益性を高めるためのポイント
事業を運営していく上で、売上と利益の確保は重要な課題です。
粗利を上げることは、企業の収益性を高めるために不可欠です。以下に、粗利を上げて収益性を高めるためのポイントを解説します。
2.1 販売数を増やす
粗利を上げるためには、売上を増やすことが重要です。商品やサービスを多く販売することで固定費用を分散し、単位あたりの原価を下げることができます。
また、販売数が増えることでブランドイメージが向上し、新たな顧客獲得に繋がることもあります。
販売数を増やすためには、マーケティング戦略の見直しや、営業拡大などの施策が必要となります。
2.2 商品・サービスの価値を高めて単価を上げる
商品やサービスの価値を高めることで、単価を上げることができます。
顧客が商品やサービスに求める価値を分析し、それに対応した改善を行うことで、付加価値を高めることができます。
また、ブランドイメージや信頼性を高めることで、高級感や品質の高さをアピールすることも可能です。
2.3 材料費などを見直して原価を下げる
原価を下げることで、粗利を上げることができます。
材料費や人件費、光熱費などのコストを見直すことで、無駄なコストを削減し、原価を下げることができます。
また、取引先との交渉や製造プロセスの改善によって、原価を下げることもできます。ただし、原価削減によって品質低下や顧客満足度の低下が起こらないように、注意が必要です。
3.まとめ
「粗利」は、経営を行う上で非常に重要な数値の1つです。粗利などの計算を行わなわなければ、事業の経営に大きな影響を与える可能性があります。
利益について理解できていなかったり、計算方法が分からなかったりすると、経営以前の問題です。
今回の記事で解説した内容を参考にして、粗利について改めて考えてみることをおすすめします。